北欧の国の一つ、フィンランド。非常に魅力たっぷりの国です。
- ムーミン発祥の地
- 人口約550万人で約300万個のサウナがあるといわれるサウナ大国
- サンタクロースに会いに行けるサンタクロース村がある
- 日本から一番近いヨーロッパの国
今回はフィンランドに旅行や留学等を考えている方に向けて
「英語はどれくらい通じるのか?」
「フィンランド語も勉強していた方が良いのか?」
という疑問を全てこの記事で解決していきます。
先に結論から話します。
「英語は通じる。」
「フィンランド語は学んで損なし!」
英語は通じる
英語は通じます。
もちろん、田舎に行っておじいちゃんおばあちゃんに会った場合は英語が通じないこともあります。
しかし、旅行や観光で首都ヘルシンキなどの人気の場所に行くのであれば英語はほぼ通じると言って間違いないです。何なら英語が上手なフィンランド人が多いくらいです。
私はヘルシンキの中心に住んでいた時は色んな国の人がいたので、カフェやお店に行くと店員さんがフィンランド語や英語で会話しているのを何度も見かけました。
また、私がスーパーで探している商品が見つからず困っていた時に、見知らぬおばあちゃんから「What are you looking for?」と聞かれ場所を教えてもらいました。(超親切)
因みに牛乳選んでる時に迷ってたら、酔っ払いのフィンランドおじさんに「どうした?大丈夫?」と心配されました。(笑) これもきっとフィン人の優しさですね。
英語が通じる理由は子どもの頃から英語に触れる機会が多いから
フィンランドに来る前は、英語が上手なことに関してずっと疑問に思っていました。
フィンランドの教育の質が高いことは有名だけど、学校教育だけでここまで上手になるんだろうか。
ある日、フィンランド人の友人の子ども(小学校2、3年生くらい)と会った時に理由が分かりました。
- 小学校低学年の頃から、日本の中1~2レベルの文章に取り組んでいる。
- TVやYoutube、ゲームのフィンランド語版が少ないので、日常的に英語を見たり聴いたりしている。
1つ目の理由はそのままですが、教科書を見て「小2のレベルがこれなのか!」とビックリしたのを覚えています。
まさに日本で中1が始めるbe動詞や助動詞などを小2のうちから何度も反復練習をして身に着けていました。
低学年向けということもあり、be動詞や助動詞の概念が教えられるというよりはとにかく、口に出して読んで覚えて自然に文法を身に着けるという感覚に近いと思いました。
こんな小さい年齢から英語に触れてたら、そら10代でもペラペラに話せる人も多いな~と腑に落ちました。
2つ目の理由ですが、特にTVを見てびっくりしたのですが、体感半分くらいのチャンネルでアメリカかイギリスの輸入された番組が放送されています。当然フィンランド語の字幕はあるのですが、日本の感覚でTVを見ると「フィンランドのTV番組すくなっ!」と感じてしまいます。
フィンランドのTV色々見てみたい!」と思ってた私としてはちょっぴり残念でした。
その小2の子どもも「ハローキティーのアニメはフィンランド語がないから英語で見たよ。」と教えてくれました。
英語学習の面で言うと、TVをつけたら英語の番組をやっているという最高の環境ですね。
そして、Youtubeもフィンランド語のものは勿論ありますが英語のものを見ている子どもも多いです。
この間は、公園で超早口の英語のゲーム実況者の動画を12,3歳くらいの子が食い入るように見てました。
またゲームもフィンランド語というマイナー言語なので、全てのゲームが翻訳されている訳ではないので英語でゲームをしています。
ポケモンも英語でやっていて「これフィンランド語で何て言うの?」とよく聞かれました。
以下のブログでより具体的に詳しくまとめています。
こちらのブログでフィンランド人の英語が上手な理由をより詳しく書いています。「フィンランド人が英語を流暢に話せるのはなぜか。在住者の考える理由5選」
フィンランドの英語の訛り(ラリーイングリッシュ)
フィンランド人の英語は流暢といっても、全ての人がネイティブのような発音で話している訳ではありません。
「ラリーイングリッシュ」、これはフィンランド語訛りの英語の通称です。
フィンランド語の発音方法がそのまま英語に反映されています。
- Rが巻き舌になる
- イントネーションが一定
ラリーイングリッシュの語源となったフィンランド訛りの英語がこちらです。
より詳しい内容はこちらのブログからご覧になれます。⇩
フィンランドの英語について話したので、次はフィンランド語のトピックに映ります。
フィンランドの公用語、首都、人口、面積
フィンランド語について話す前に少しフィンランドという国についてお伝えします。
首都:ヘルシンキ
公用語:フィンランド語、スウェーデン語(全人口の約5% 2021年度時)
人口:約555万人
面積:33.8万平方キロメートル(日本よりやや小さい)
首都 ヘルシンキ
ヘルシンキの人口は約66万人です。
ヘルシンキには見どころが盛りだくさんです。
- フィンランドで最も美しい図書館の一つである『ヘルシンキ中央図書館(Oodi)』
- ヘルシンキが舞台になった『かもめ食堂』
- 世界遺産である『スオメンリンナ島』
また、フィンランドは治安が良い国としても知られています。
私はヘルシンキの中心街に住んでいたことがあるのですが、特にスリや危険な目に合うことはありませんでした。
治安に関する詳しい情報は以下の記事からご覧になれます!
公用語はフィンランド語とスウェーデン語
フィンランドには公用語が二つあります。フィンランド語とスウェーデン語です。
しかし、スウェーデン語は全体の5%程度と言われています。
また、スウェーデン語は学校で全員習いますが、使う機会がない為に何年学んでも忘れて喋れないという人が多いそうです。
人口は兵庫県と同じくらい
人口はそこまで多くなく、調べてみると兵庫県と同じくらいの人口でした。
日本より少し小さいくらいの国に兵庫県の人たちが散らばってると思うと、人が少なく感じますよね。
首都ヘルシンキで過ごしていても、イベントの時以外はそこまで人が多いとは感じませんでした。
ほどほどの人の多さでヘルシンキは過ごしやすかったです。
参考:ホームメイト(47都道府県別の人口一覧)
フィランドの国土面積の約70%は森
フィンランドに訪れてみると森が多いことに気づくはずです。
また、個人的な感想ですが公園がとても多いです。そして多くが森の中や森の近くに設置されています。
またフィンランドでは自由に森の中でベリーやきのこを採っても良いとされています。
これは「自然享受権」と呼ばれています。
私もこの権利にあやかって、夏は森にブルーベリー狩りに行きました。そしてブルーベリーパイを作りました!
このようにフィンランドでは人と森の繋がりが深いことが特徴の一つです。
日本人も自然との繋がりは強いので共感できる所があるはずです。
参考:フィンランドの自然享受権 – 誰もが自然を散策し楽しむ権利
フィンランド語を学んで損なし!
フィンランドに興味があるなら、ぜひ学んでみることを私は強くオススメしています。
なぜなら、フィンランド人は英語が上手と言えど母国語を話してくれると喜んでくれるからです。
フィンランド語はマイナーな言語で習得が難しいと言われています。
その為、フィンランド語を少しでも喋れると「え!何でフィンランド語喋れるの?」と興味を持ってくれます。そこからフィンランド人との距離感がグッと縮まりますよ。(経験談)
意外と面白いフィンランド語
フィンランド語に興味を持っていただくために、独特で面白いフィンランド語を紹介します。
- Herkkuperse(直訳:美味しいお尻)=甘いものをよく好んで沢山食べる人
- Se on pihvi.(それはステーキだ)=それは明らかだ。
- Pullahiiri(パンネズミ)=パンが好きな人
最初Herukkuperseと言われた時は「美味しいお尻?セクシーなお尻って褒めてる?」と勘違いしました。そんな訳なかったです。
話すと可愛いフィンランド語
また、フィンランド語には面白い単語だけではなく可愛い単語も沢山あります。
フィンランド語ではイントネーションが一定で日本語と似たような音になることがあります。
その影響で「何か日本語っぽい言葉だけどランダムな言葉で可愛い/面白い!」と感じます。
- Kissa(キッサ)=猫
- Possu(ポッス)=豚
- Uuni(ウーニ)=オーブン
- Puu(プー)=木
強面のおじさんが「Puu(プー)」って言ってる時はギャップ萌えしました。
こちらの記事では、50以上の可愛い単語・フレーズを紹介しています。
終わりに
いかがだったでしょうか。改めて結論を言うと
「英語は通じる。」
「フィンランド語は学んで損なし!」
是非旅行や留学、ワーホリに行く際は参考にしてくださいね。
もしこの記事が参考になればSNS等で拡散していただけると嬉しいです。
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