[フィンランド語の発音]基本的なルールまとめ

フィンランド語のルールをざっとまとめてみました。

フィンランド語を学んでいる方、興味がある方は是非参考にしてみてください。

目次

母音の発音のルール

フィンランド語には8母音があり、ハッキリ発音されるのが特徴です。

  • a:日本語の「あ」に近い音
  • i:日本語の「い」に近い音
  • u:日本語の「う」に近い音
  • e:日本語の「え」に近い音
  • o:日本語の「お」に近い音
  • y:口を「う」の形にして「い」と発音
  • ä:口を「え」の形にして「あ」と発音
  • ö:口を「お」の形にして「え」と発音

ä,öが少し特殊に感じるかもしれませんが、音声を聞いて何度も練習すれば確実に身に着きますよ。

長母音・短母音

母音a,i,u,e,o,y,ä,öが連続すると長母音になり、単語によっては違う意味になります。

例をいくつかあげます。

長母音
短母音
  • uuni (オーブン)
  • tuuli (風)
  • kaatu (動詞:倒れる)
  • uni (夢)
  • tuli (火)
  • katu (通り)

日本語でも長母音や短母音の言葉はあるので、日本人は聞き分けやすいです。

子音の発音

これも日本語と近いものや、英語のアルファベットと発音が近いものが多いです。

しかしいくつか練習が必要なアルファベットもあるので紹介します。

  • r:巻き舌で「アッル」と発音
  • j:「いー」と言いながら何か噛みしめているような発音

jは私が一番苦労した単語で発音の説明がとても難しいです。

こちらの動画が参考になります。

二重子音

子音が二つ重なると違う単語になるものがあります。

例えば

  • kisa(キサ):競争
  • kissa(キッサ):ネコ

日本語でも「いた」「いった」と同様な単語があるので、これも日本人であれば簡単に聞き分けられます。

アルファベット読み方表

フィンランド語のアルファベットは、以下のカタカナで書いてある通りに読めばOKなものが多いです。

しかしいくつか特殊な読み方のものがあるので補足説明を入れて表にしました。

アルファベット読み方特殊な発音の説明
Aアー
Bベー
Cセー
Dデー
Eエー
Fアフ
Gゲー
Hホー
Iイー
Jイィー「イー」と言いながら何かを噛みしめてるような音
Kコー
Lアッル
Mアム
Nアンヌ
Oオー
Pペー
Qクゥー
Rアル巻き舌で発音
Sアス
Tテー
Uウー日本語の「う」よりも少し口を前につきだす
Vヴェー下唇を少し噛む
(英語のVの感じ)
Wカクソイスヴェー
(口語:トゥプラベー)
Xアクス
Yウー「う」の口で「い」と発音
Zツェタ
Äエアー口を「え」の形にして「ア」と発音
AppleのAの音
Öオー口を「お」の形にして「え」と発音
Åルオッツァライネン オー「お」と同じ
※見かけることはほぼない

単語のイントネーションが先頭に来る

フィンランド語の発音の特徴として挙げられるのは単語の最初を強く言うことです。

イメージとしては滑り台です。最初を強く発音してその後は段々下がっていきます。

フィンランド語の単語で例を挙げると、

aurinko(ウリンコ)太陽
kahvi(フヴィ)コーヒー
kaappi(ーッピ)棚

かなりシンプルなルールですよね。

日本人にとってフィンランド語は勉強しやすい

発音が簡単というのは、学ぶ上でとてもアドバンテージになります。

ぜひこの機会にフィンランド語に興味がある方はチャレンジしてみてください!

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この記事を書いた人

ヘルシンキ在住。フィンランド人と一緒に暮らしています。
1年半の独学でフィンランドに来た経験から、独学の方法、面白いフィンランド語のフレーズなどを紹介しています。

最近はフィンランドのデカい袋のポテチ(Oikia)にハマっています。

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