ヘルシンキに住んで発見したフィンランド人の性格の特徴8選

「フィンランド人」と聞くとどんな特徴を思い浮かべますか?

シャイ、静か、パーソナルスペースを大事にするetc…

これは私がフィンランドに行く前に思い浮かべていたイメージで、大体合っていました。
ただ、実際にフィンランドに来てみると「意外とフィンランド人ってこうなんだ!」と発見したことが沢山あったので、今回は「フィンランド人の性格の特徴8選」を紹介していきます。

フィンランド人の性格を知っておくだけで会話しやすかったり、ギャップも少なくなると思います。是非参考にしてください。

目次

①意外とニコってしてくれる

「フィンランド人は笑顔をなかなか見せない」というイメージを以前は持っていました。

ただ実際に来てみると、ドアを開けて譲ってくれる時やお礼を言う時、挨拶をする時にニコッっとしてくれることは意外と多いです。

女性の方がニコッしてくれる人が男性より多いイメージです。

男性は確かに真顔な人が多いですが、会話の中で急に笑ったりするので感情が読めない時があります。(笑)

私が以前図書館で図書カードを作った時にやや強面で真顔なおじさんがいました。ずっと真顔で対応されてたので「怖いな~めっちゃ緊張するし。」と思ってたら急に冗談を言って「ワハハ」と笑いだしました。(笑)

めちゃくちゃ困惑しましたが、経験上、年齢が上の男性と話してるとこういう場面は時々あります。もしフィンランドに行った時にはジョークがいつ飛んでくるか観察してみましょう。

②優しい、困ったら声かけてくれる

「パーソナルスペースを大事にする」というイメージがあったので、他人には干渉しないものかと思っていましたが、違いました。

パーソナルスペースを大事にしていますが、困っている人がいたら普通に「Mitä etsit?(何を探してるの?)」などと声をかけてくれます。

僕も何度もフィンランド人に助けてもらいました。お店でベーキングパウダーを探してる時に店員さんに場所を聞いたのですが、その店員さんは場所が分からず「この辺にあるはずです。探してみてね。」と言って去ってしまいました。

その後近くにいたおばあちゃんが「What are you looking for?(何探してるの?)」と声をかけてくれてベーキングパウダーの場所へ案内してくれました。

すごくほっこりしたと同時にフィンランド人の優しさを感じた瞬間でした。

③真っすぐモノを言う

これはフィンランドに住むなら絶対に知っていた方が良いです。

日本語だと時々遠回りな言い方になっていたり、「行けたら行く(ほぼ行かない)」といった少々ややこしい言い回しもあります。私がフィンランド人に「行けたら行く」の概念をカフェで力説しましたが「??よく意味が分からない。」と言われました。

また、私は反対意見を言う時にどうしても相手を傷つけないようにやんわりと遠回しに言ってしまうのですが、フィンランド人からするとちゃんとハッキリ真っすぐ言って欲しいと思うようです。

「まず意見を言って、意見が違えばまた話し合えばいいよ。」とフィンランド人に言われた時は「めっちゃええやん~。」と思いました。

ハッキリ、真っすぐとモノを言うのに慣れるのには結構時間がかかりましたが、今はそれなりにハッキリと意見を言うのに慣れてきました。フィンランドに長く住むなら、真っすぐモノを言う練習をしておけばだいぶ暮らしは楽になると思います。

④ゆとりを持っている

これはだいぶ主観的ですが、ヘルシンキに住んでいてもせかせかしている人は日本に比べるとだいぶ少ないなと感じました。

普通に私が歩いてると他のフィンランド人を追い越すことはよくあります。(自分が急ぎすぎ?)

それに私がお店のドアから外に出ようとしていて、そこに外からフィンランド人が入ってこようとした時にドアを開けて待っててくれたりすることもありました。

そこから「何か余裕ある人多いな…。」と感じました。

⑤ネガティブ

フィンランド人は意外とネガティブです。北欧三ヶ国の中でポジティブさ具合で言うと(ノルウェー人>スウェーデン>フィンランド人)です。

フィランド人から聞いた話によると特にノルウェー人は仕事などで何か達成した時に「やったね!いいじゃん!パーティーしよう!」とケーキなど買ってパーティーをするそうです。

フィンランド人はネガティブ、もっと具体的に言うと自虐ネタが多かったりします。

最近の出来事でいうと4月になったのに急に冷え込んで雪が降る現象(通称 Takatalvi)がありました。そこでフィンランド人のSNSでは「やったね、春が来たね(白目)」のような自虐ネタがめちゃくちゃ多かったです。

「幸福度1位の国」というイメージからするとギャップはありましたが、そうやってポジティブに考えすぎず期待値のハードルが低いからこそ不幸に対するダメージが少ないのかもしれませんね。

そう考えると私はこのフィンランド人のネガティブさは割と良いなと感じます。

⑥サウナに行ったらフレンドリー

これはフィランドに関して調べている人がいたら聞いたことがあるかもしれません。これは本当です。

年齢、性別限らずに結構フレンドリーに話しかけてくれます。

「湖に飛び込んだ?気持ちよかった?」とおばちゃんが話しかけてくれたのを今でも覚えています。

また、サウナに入る前に「サウナでは皆平等だよ。」と無口なおじいちゃんが話してくれて素敵な文化だなあと感心したのを覚えています。
因みにそのおじいちゃんは、帰る前にロッカールームで着替えている時に「サウナどうだった?」と聞いてくれて「めっちゃ気持ちよかったです!」というと「(うむ)」という顔をして満足そうにしていました。(笑)

⑦スモールトーク(雑談)は少ない

「フィンランド人はシャイ」というイメージがあり、スモールトークなどの雑談は苦手なのかなという印象もありました。

まあ、確かにそれは本当ではあるなと感じました。会話が途中で急に終わることもちらほらあります。

でも私が良いなと思ったのは会話の中で沈黙があっても問題ない、普通だという意識があることです。私は会話の中で静かになったら「何か話さなきゃ!」と思ってしまうのですが、特に沈黙はダメだという認識はないので特に頑張って話そうとする必要はありません。

これはすごく楽だなあ、と私は感じました。

⑧褒められるのが苦手

私は褒められるのが嬉しいので、逆に人を褒めることが多いです。フィンランド語を喋る時も人を褒めようとするんですが、褒めたら戸惑うフィンランド人がちらほらいました。

もちろん、照れて「ありがとう。嬉しいよ。」と返してくれるフィンランド人もいますが、ビックリした顔をして「お、おぉ、、」というリアクションする人もいました。(笑) それが可愛くてまた褒めたくなっちゃいます。

褒められるのが苦手といいつつも受け取り手としては嬉しいので、私もフィンランド人が困らないほめ方をこれから学んでいきたいです。

以上がフィランド人の性格8選でした。

フィンランドに行く際は是非参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

ヘルシンキ在住。フィンランド人と一緒に暮らしています。
1年半の独学でフィンランドに来た経験から、独学の方法、面白いフィンランド語のフレーズなどを紹介しています。

最近はフィンランドのデカい袋のポテチ(Oikia)にハマっています。

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