フィンランドでは、若い人から年配の人まで英語を話せる人が多いですが、時々フィンランド人特有の訛りを聴くことがあります。
例えば Rが巻き舌になったり、単語のイントネーションが単語の先頭に来たりします。
個人的には、イントネーションが一定なのは日本語と似ていて聞き取りやすいかなと思います。
今回はこれらのフィンランド英語の特徴を、私の経験談を踏まえて全て紹介します。
特徴① Rが巻き舌になる
これはフィンランド語の大きな特徴で、それが英語にも反映されます。
例えば
round (rraウンド)
winter(ウィンテrr)
for(フォrr)
イメージが湧きにくい場合はこちらの動画が非常に参考になります。
また、この巻き舌のRが子どもによっては難しいので、言語セラピーに通って練習することもあるそうです。(月1くらいで通っている子をみたことがありますが、家や学校でも練習できるので少し珍しいかもしれません。)
特徴② イントネーションが単語の先頭に来る
フィンランド語は単語の先頭にイントネーションがきます。その後は単語の途中でアクセントが来ることはありません。
イメージとしては滑り台です。最初を強く発音してその後は段々下がっていきます。
フィンランド語の単語で例を挙げると、
aurinko(アウリンコ)太陽
kahvi(カフヴィ)コーヒー
kaappi(カーッピ)棚
英語でも同様に最初にアクセントが来ます。
日本語は「はし」という単語で、どこを強く読むかで「橋」「箸」と意味が変わりますが、フィンランド語ではそういうことがないので分かりやすいです。それにイントネーションが一定だと分かっていると聞き取りやすいです。
特徴③ ローマ字読みになる
中学生の時にchristamasを「クハリスタマス」と覚えていた私にとっては親近感がわきます。
例えば、
appele アッペレ
sword スヴォード
impossible インポッシブレ
ローマ字読みでも、なんとなく言いたいことは分かりますよね。
これに加えてイントネーションはほぼ一定なので、頭の中でキーボードを打って英語に変換するというのができれば普通に何を言ってるのか分かります。
【もっと知りたい人へ】Rally englsihとは何か
Rally EnglishのRallyは「自動車レースのラリー」から来ています。
ではなぜ車のレースから来ているかというと、フィンランド人レーサーがフィンランド語訛りで話しているインタビュー動画が拡散されたことが由来となっています。
ぜひ彼のフィンランド英語が聞き取れるか試してみてください。
【参考】
[Yle]Researcher: Finns should be proud of speaking ‘Rally English’
(Rally english についてニュースサイトYleの解説)
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