英語が堪能なフィンランドでも!フィン語を学んで得られるメリットを大紹介!

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フィンランドでの生活を考えているなら、英語だけで本当に大丈夫か少し不安に感じているかもしれません。

実際、フィンランド、特にヘルシンキであれば英語ができれば十分生活はできます。フィンランド人は老若男女問わず英語上手だし、英語ができればとりあえず困ることは少ないです。

じゃあ英語話せれば十分じゃん

ちょっと待ってください!

実はフィンランド語を学ぶことで将来のキャリアの可能性を大きく広がるだけでなく、日常生活をより充実させることができます。

今回は、ヘルシンキ在住でフィン人のパートナーと一緒に暮らしている私が、実体験を基にフィンランド語を学ぶことでどんなメリットが得られるのかをお伝えします。

フィン語勉強するのがおすすめな人
  • フィンランド人の友人、パートナーが欲しい
  • フィンランドでの移住、キャリア形成を考えている
  • フィンランド語、文化に興味がある
  • 長期で滞在する予定
英語だけでも大丈夫な人
  • 既に働けるスキルがありIT系で英語を使いながら働きたい人
  • 短期で旅行に来る人
  • フィンランド語より先にやりたい/学びたいことがある人

もしおすすめの人に該当していれば、この記事を読んで損になることはありません。

キャリア、移住、日常生活の視点からお伝えしていきます。

目次

キャリア面

仕事を応募できる幅が広がる

IT、テクノロジー系、また海外に進出している企業ではそこまでフィンランド語が重視されていません。

しかし、人と関わる仕事、例えば教育であったり行政にかかわる仕事であるとフィンランド語が必要になることが多いです。

また、働く場所も地方になるほどフィンランド語が必要とされる場所が増えていきます。

つまり、フィンランド語を学んでおくことで「自分はフィンランド語全く分からないから応募できない…。」と選択が狭まることがなくなります。

フィンランドの企業に就職できると就労文化を学べる

フィンランドは働きやすいことで有名です。

フィンランドの働きやすさ
  • 仕事は基本16:00までに終わる。
  • 夏休みなどの休暇の時にも休暇の分の給料がでる。
  • 夏休みに長い休暇(3,4週間)の休みが取れる。
  • コーヒ休憩の時間(15分)×2が就業時間の中に組み込まれている。
  • 残業が発生すればその分別の日の就業時間を減らすことができる。
    ※恋人の職場を参考に書いています。職種によってルールは異なります。

こちらの書籍でもフィンランドの働き方が紹介されています。

働き方について真剣に考えている人にとって、フィンランドで職を得て就労文化に触れることは、かなり刺激になるはずです。

フィンランド語を学び、選択肢を広げた上で自分のスキル、専門性が活かせる場所を探すことが第一歩になります。

もちろん、自身のスキルを活かして英語で働ける企業を探して入るのも素晴らしい選択肢です!

スキルがない私はAupairから始めました

Aupairビザというものがあり、そのビザがあれば最長1年間子育て家庭の家にホームステイをして、子育ての手伝いをしながら給料を貰うことができます。

目的としてはその国の文化を知ることを目的としているので、給料はお小遣い程度です。

とはいえ最低賃金が280€/月なので、家賃や食費などを払う必要がないと考えると国内の旅行は十分楽しめます。

このように、最初から会社で働く必要はなく、スキルがないならまずは言語を磨くための環境を見つけ、慣れてきたら自分の長所が活かせそうな環境に移ればいいだけです。

また、ワーキングホリデーが2023年の夏に開始されたので、ビザを取得して日本語が使える職場を探すのも1つの手ですね。

そう考えると、何か行けそうな気がしてきませんか?何もスキルがない私が何とかやっていけてるので絶対大丈夫です!

勢いでいっちゃえばなんとかなっちゃうものです。

移住面

ビザ取得の際にプラスになる

フィンランドで移住したい、仕事をしたいと考えている人は将来ビザ取得をする必要があります。

ビザを取得する時にはフィンランドに興味があること、フィンランドに来る必要があるのかを示す必要があります

そういった時にフィンランド語の検定を持っていたりフィンランド語が話せる証明を持っていると必ず印象はプラスになります。

私が移民局に行った際も「フィンランド語も少しできますよ。」と話すと面接官が「お~フィンランド語できるのね!」と笑顔で言ってくれました。

私たち外国人はいわば外の人間です。フィンランドは外国人を受け入れても良い存在か、危険を脅かさないかを慎重に吟味しなければなりません。

ですのでフィンランドに私を受け入れるに値する、フィンランドにリスペクトを持っている人か、フィンランドに貢献してくれる人なのかをしっかり証明できることが大切なのです。

日常生活面

ここからは私が実際にフィンランド語を使いながら暮らしていくうちに気づいたメリットを紹介します。

フィンランド人との距離を縮めやすくなった

フィンランド人は英語が上手とは言え母語はフィンランド語です。

外国人が日本に来て日本語を話してくれたら「自分の国のこと勉強してくれてるんだ!」と嬉しくなりますよね。それと同じです。

明らかに初対面での印象が変わります。

これは私の経験則ですが初対面のフィンランド人と話す時、フィンランド語を話すと大体2パターンのリアクションになります。

ほぼこの2パターン
  1. ネイティブのスピードでそのまま会話を進める(しかし流石についていけない(笑))
  2. 「あれ、何で話せるの!?」と聞いてくれる

①のパターンが来てもフィンランド人は優しいので「ああ、ごめんごめんw」とゆっくり話してくれて、それが会話の緊張をほぐしてくれます。

②のパターンが来たら私のフィンランドの好きな所を話しまくって会話が盛り上がります。

もうどっちに転がっても雰囲気は良くなります。

フィンランド語を知っているおかげでだいぶ友達作りは楽になったなと個人的に感じます。

関連のおすすめ記事:「ヘルシンキに住んで発見したフィンランド人の性格の特徴8選

フィンランドの面白い言葉、文化を学ぶことができた

フィンランド人の恋人ができて知ったことは、フィンランド語には面白い単語や言い回しが沢山あるということです。

例えば・・・
  • Herkkuperse(直訳:美味しいお尻)=甘いものをよく好んで沢山食べる人
  • Se on pihvi.(それはステーキだ)=それは明らかだ。
  • Pihalla on lumiukko.(庭に雪だるまがある)=何が起きてるのか分からない状況

詳しく見る⇒「会話の中で笑いを取れる面白いフィンランド語10選!」

何とも独特ですよね。(笑)

また、フィンランド語で話していると日本語のように遠回しな表現が少ない事に気づきました。

フィンランド人は正直でものごとを遠回しにせず話します。それが合理的で分かりやすいからです。

私は真っすぐ物を言うことに慣れるのに結構時間がかかりました…!

言語の特徴から文化も知ることができたので、フィンランド語を勉強してて良かったと実感しました。

ちょっとでも話せると褒めてくれる

フィンランド語は北欧諸国の中でも語族が違う為、マイナーで習得が難しい言語と言われています。

その為、外国人がフィンランド語を勉強して話している所を見ると「すごいね!何で勉強してるの?」と感心してくれます。

因みにフィンランド人は自分の国の言語をややこしいとして冗談で卑下しています。(笑)

シンプルという単語なのに長い単語になってる(笑)

引用元:Her Finland(https://herfinland.com/finnish-language-memes/

また、フィンランド語の発音は基本的にイントネーションが一定です。日本語と近いので日本語のやり方で発音しても非常に上手に聞こえます。

学びたての時に、棒読みで教科書を読んだらフィン人に「え、発音いいじゃん」と褒めてもらいました。

大人になると誰かから褒められることが少なくなったので、こうやって頑張ったことが褒められるとやっぱり嬉しいです!

そしてそれがモチベーションになってもっとフィンランド語を練習したくなります。

関連記事:フィンランド語は難しい?実は日本人にとって習得しやすい言語である理由

バス停や駅などの表示がフィンランド語なので知っておくと楽

ヘルシンキでも意外なことに、バスや駅の表示がフィンランド語とスウェーデン語だけのものが多いです。

勿論アプリで確認できますし、誰かに尋ねればわかります。

それでも何のバスに乗ればいいかすぐ分からないとストレスですよね。

その為、日々の生活を楽にするためにもフィンランド語を学んでおくと良いです。

ローカルの人にいきなり話しかけれてもストレスにならない

体感、初対面で話しかけてくれる人は、フィンランド語:英語=5:5くらいでした。

フィンランド語に自信が無い時は「フィンランド語あまり上手じゃないんです~。」と言って英語で何とか話していました。

しかしそれが何だか申し訳ない気持ちになりストレスが蓄積していました。(私ストレス簡単に溜まりすぎなのか!?)

そこで会話の最初に「フィンランド語ちょっと話せるよ!ちょっとだけ!(だからゆっくり話してね)」と切り出して、頑張ってフィンランド語で話す努力を続けました。(笑)

今は日常会話なら話せるようになりました。

上手く話せない日があっても「でもフィン語で話せた!」と自分を鼓舞しながら日々会話にトライしています。

フィン語を学びたい人におすすめ:italki

italkiはネイティブ講師とマンツーマンでオンラインレッスンを受けることができるプラットフォームです。

私も実際にフィンランド人のネイティブ講師と1対1のレッスンをして勉強していました。

日本語がペラペラなフィンランド人講師もおり、いつもお世話になっていました。

フィンランドに来てからもレッスンを受けて、ヘルシンキのおすすめのカフェやスーパーの話を聞いたりしました。

当サイトでは1500円(10$)のクーポンが貰えるキャンペーンをしているので、是非チェックしてみてください!

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おわりに

いかがだったでしょうか。

フィンランドへの移住や就労を考えている人に参考になれば幸いです。

外国で暮らすのはハードルが高いと身構えるかもしれませんが、フィンランド語を学ぶことでそのハードルがグンと下がることは間違いありません。

私も日々フィンランド語を勉強しているので、将来の可能性を広げる為、フィンランドでの暮らしをより充実させるために一緒に頑張りましょう。^^

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この記事を書いた人

ヘルシンキ在住。フィンランド人と一緒に暮らしています。
1年半の独学でフィンランドに来た経験から、独学の方法、面白いフィンランド語のフレーズなどを紹介しています。

最近はフィンランドのデカい袋のポテチ(Oikia)にハマっています。

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